認知症

認知症については、残念ながら根治する薬がありません。症状の進行を遅らせる薬はいくつか出ています。認知症の多くは高齢になってから出る（私の母は89歳で軽度の認知症と診断されました）ので、悪く言えば、認知症の進行と寿命との競争になります。

ひどい言い方かと思いますが、私も認知症の介護をするのは３人目なのですよ。今は介護施設があるのでまだいいと思っていますが、昭和時代の介護は悲惨でした。

さて、今は認知症の症状を遅らせる薬があります。認知症の程度によって用法が変わりますので注意して下さい。また、途中で薬を止めてしまうと、何も治療しない場合に戻ってしまいますので注意して下さい。

アリセプト(Aricept)5mg
最も一般的な認知症の薬です。脳内の神経伝達物質を分解する酵素の働きを抑えることにより、記憶障害、同じことの繰返し、判断ができにくくなるなどの症状が進行するのを遅らせます。
アリセプトは上図のように、認知症の進行を遅らせることができます。但し、途中で服用を中止した場合は、いずれ、何もしない場合に戻ります。
アリセプトは軽度から高度までの認知症の全段階に効果がある薬です。


【ドネペジル（アリセプト）】
アリセプト(Aricept)10mg：倍の量を服用する場合に便利です。
ドネセプト（Donecept）10mg：アリセプトのジェネリック品です。
デジラ(Dezira)5mg：アリセプトのジェネリック品です。

【ガランタミン（レミニール）】
レミニール（Reminyl）8mg
レミニール（Reminyl）16mg
レミニール（Reminyl）24mg

【リバスチングミン（イクセロンパッチ、リバスタッチ）】
イクセロンパッチ18mg30枚

【メマンチン（メマリー）】
アドメンタ（Admenta）10mg